『出会ったことはありますか?!男性看護師』

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皆さんこんにちは!当ホームページを閲覧頂いている方の中には看護師を目指している方もいらっしゃると思います。
さてこの「看護師」という呼び名ですが、男女雇用機会均等法が出来たことにより、男性も女性も看護婦から看護師に名称が変わりました。
一昔前までは「看護婦」が一般的だったので、老人ホームなど高齢者向けの施設で勤務されている方はご利用者から「看護婦さん」と呼ばれることもあるのではないでしょうか。
このように法改正により呼び名は変わったものの、病院へ行けば一目瞭然、依然として看護師は女性が圧倒的に多いのが事実です。
そこで今回は、少数派として頑張る男性看護師に焦点を当ててお話していきたいと思います。

 

1.男性看護師の割合

男性看護師の割合について、まずは厚生労働省のこちらの資料をご覧ください。

 

厚生労働省「平成 30 年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」

 

男性看護師の割合は7.8%となっており、女性看護師の92.2%に比べ圧倒的に少なくなっています。
准看護師についてもほぼ同様の割合で、男性が非常に少ないことがわかります。

しかし、年次推移に注目するとどうでしょうか。
看護師は 5.1%→5.6%→6.2%→6.8%→7.3%→7.8%、准看護師についても 6.2%→6.3%→6.5%→6.7%→6.9%→7.2% とどちらも少しずつではありますが、上昇しています。
このことからも、今後は男性看護師の割合が増えていきそうなことが予測できますね。

2.男性看護師のメリット

上記で見たように、まだまだ珍しい存在の男性看護師。では男性が看護師になるメリットは何でしょうか。
以下で見ていきましょう。

キャリアを築きやすい

女性看護師はどうしても結婚・妊娠・出産、配偶者の異動による転居などで職場を離れなければならない時があります。また昔からの風潮で子供の体調不良などで欠勤するのも女性看護師の方が多いでしょう。
男性看護師はその点、ライフスタイルに左右されにくく、一つの職場で間をあけることなく勤めることができます。そのため、将来の管理職として期待されることも多くなると思います。

・頼られる場面が多い

看護師は女性が多くても、患者は女性も男性も両方います。身体の大きな男性入院患者の介助や重たい機材を運ぶときなど力が必要な時は頼られる存在になるでしょう。
また頭皮の問題、泌尿器科などで女性看護師には話しづらい相談を男性患者から話されたり、相対的に人数が少ないため、名前を覚えてもらいやすいというメリットもあります。

・職場の人間関係が円滑になる

こちらは男性看護師自身というよりも周囲へのメリットですが、看護師に限らず女性の多い職場では噂話や会話が多かったり派閥があったりします。そんな中で一人でも男性看護師がいると
雰囲気が中和され、人間関係が円滑になることもあるでしょう。

3.男性看護師のデメリット

・身だしなみに気を遣う

男女関係なく、看護師という立場から清潔感のある身だしなみは大切ではありますが、女性の多い職場だけに口臭や体臭などに特に気を付けた方が良いと言えるでしょう。
出勤するだけでも汗をかいてしまう夏場は大変ですが、最低限のエチケットは守りましょう。

・女性特有の人間関係に戸惑いやすい

メリットでもある人間関係ですが、人数の関係上、男性看護師仲間が見つけづらく、同じ悩みを共有しづらいこともあるかもしれません。
恋愛や出産などの話に入れなかったり、女性特有の人間関係の中でうまくコミュニケーションがとれず、居心地の悪さを感じることもあるかもしれません。

・女性患者への配慮が必要

移乗や排泄介助などを男性看護師に行ってもらうことに抵抗のある女性患者もいます。男性ならではの悩みで男性患者に頼られる一方、生理痛や更年期障害など女性ならではの悩みは知識はあっても実際に体験するわけではないので接し方に戸惑うこともあるでしょう。
身体に触れる前に必ず声掛けをする、手早く済ませるなど細かい配慮が必要です。場合によっては女性看護師に交代してもらうこともあるでしょう。

・職場の福利厚生が整っていない

女性の多い職場が前提になっているため、女性に対する福利厚生は充実していても男性にとっては整っていないと感じることもあるかもしれません。
例えば職業柄、制服が必須でロッカールームが必要ですが、男性用のロッカールームは遠かったり、仮眠室を利用する時間帯が女性看護師と被った場合は譲らなければならないなどがあるでしょう。
また最近では男性も育児休暇を取ることが広まりつつありますが、同じ職場で複数の女性看護師が取得している場合、男性は制度はあっても使いづらい環境ということもあげられます。

4.まとめ

男性看護師について、いかがでしたでしょうか。
人間関係がメリット・デメリットともに挙がっており、SNSなどでもコミュニケーションが取れる時代なので、男性看護師のみが集うグループなどで悩みを相談できる場があると良いのかなと感じました。
男性看護師が増加傾向にあり、職場の人間関係が円滑になったり男性患者の居心地が良くなったりするのは喜ばしいことではありますが、だからといって力仕事は男性に任せるのが当たり前になったり、家事がないと決めつけて残業を引き受けてもらうのも男性で当然という風潮にはならないようにすることも大切だと思います。
女性の立場からするとあまり意識してきませんでしたが、逆の立場を考えると確かに異性には話しづらいこともありますよね。
男性看護師にとっても働きやすい職場を整えると共に、男性、女性、それぞれにしかわからない悩みはありますので、男性看護師と女性看護師がうまく協力し、患者さんの精神的負担が減っていくと良いなと思います。