『さぁ年末です!誰でもできる病院・施設での清掃方法』

皆さんこんにちは!いよいよ2021年もあと3日。年末年始が近づいてきました。
そろそろご自宅で大掃除に身を入れ始める方もたくさんいらっしゃいますよね。
介護施設やクリニックで働く方の中には普段から清掃がお仕事内容に含まれていることもあると思います。
本コラムの今年最後の話題は、時期的にもホットなお掃除についてです。ご一読ください。

1.清掃の種類

具体的な清掃ポイントの前に、まずは清掃の知識からご紹介します。
病院や施設の清掃は大きく分けて3種類となります。
≪日常清掃≫
人の出入りが多い場所の清掃を毎日行う清掃のことです。
病院であれば病室や待合室、施設であれば居室や会議室、その他トイレや洗面、エレベーターなどが当てはまります。
≪定期清掃≫
日常清掃では落としきれない汚れや、専門の技術を持っていないとできない部分の汚れなどを集中して行うのが定期清掃です。
例えば院内や待合室の床磨き、ガラス清掃、エアコン、換気扇洗浄などが当てはまります。
専門技術があった方がよい場合もあるので、業者へ依頼していることも多いかもしれません。

≪臨時清掃≫
汚れが目立った場合や急を要する清掃が必要になったときに行う清掃です。例えば、外壁や屋根の清掃、排水管清掃・浄化槽、貯水槽清掃などが当てはまります。
こちらも定期清掃同様に業者へ依頼することが多いですね。

2.清掃のための環境作り

清掃の種類を把握したら、次は清掃するための環境を整えていきましょう。

コロナウイルスの蔓延により特に「ゾーニング」は耳にすることも多かったと思います。すでに普段から意識は高まっているとは思いますが、基本的な環境づくりについてご紹介します。

≪ゾーニング≫

ゾーニングとは、施設内部を区切り使用目的に適した清掃度に区分することです。

病院の中には待合室や診療室、手術室など様々な部屋や設備があります。そのため、場所により注意を払うレベルが異なります。そのレベルごとに区域を分ける必要があるのです。

待合室であればお薬待ちや会計待ちなど待機をしているだけですが、実際に身体に触れる器具のある手術室ではより高度な清潔さを求められますよね。

≪カラーリング≫

カラーリングとはゾーニングで区切った箇所ごとに使う清掃用具を色分けすることです。

これにより、他の場所に極力菌を持ち込まないようにすることができます。

3.清掃のポイント

次は具体的な清掃ポイントをご紹介していきます。

 

清掃場所 清掃ポイント
頻繁に手が触れる場所

例:窓、ドアノブやベッドサイドのレール、照明スイッチ、車いすのレバー、廊下やトイレなどの手すり、戸棚

除菌剤を用いて、布等で拭き取る。

汚れがある場合は洗浄・除菌剤で洗浄をしてからふき取る。

あまり手が触れない場所

例:床

埃を舞い上げないように掃除機やモップで表面の埃をとる。

バケツをすすぎ用と清拭用(洗浄剤)にわけてモップ掛けを行う。

※モップは使用後、乾燥させること。

浴室・浴槽 浴室・浴槽内をよく洗い流す。

洗浄・除菌剤で十分に洗浄し、流水でよくすすぐ。

乾燥させるか、水気を拭き取った後、除菌剤を用いて布等でふき取る。

※浴槽等のぬめりは、レジオネラ菌増殖の原因となるため、十分に洗浄する。

トイレ・便座 便器を洗浄・除菌剤を用いてブラシなどでこすり洗いし、流水でよくすすぐ。

便座は、除菌剤を用いてぞうきん等でふき取る。
トイレの床・壁は洗浄・除菌剤を用いて、モップ等で拭く。必要に応じて水拭きを行う。

 

 

4.まとめ

介護士も看護師も、清掃は本来自分たちのお仕事ではないと感じている方もいらっしゃるかもしれません。
特に医療行為メインの看護師の場合は上から目線で「やって当然だ」と言われればカチンとくるでしょう。
しかし、ご利用者様や患者様がいてくれるからこそ施設・病院は成り立っており、常に清潔な状態を保つのは思いやりです。
自分たちの職場を清掃業者という他人任せで綺麗にするのでなく、自分たちできれいにしてみませんか?!
きっと想いはご利用者様・患者様にも伝わりますよ。
気持ちの良い状態で年始を迎えるために、年内最後はぜひお掃除をして締めくくりましょう。
それでは今年1年、お付き合いいただきありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。
皆様にとって良い1年となりますよう、お祈り申し上げます。